作品集
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手島孝人 氏
(株式会社ポリフォニー・デジタル)
1996年に京都大学工学部卒業後、コンピュータグラフィックスの開発エンジニアとしてナムコに入社。1999年、ポリフォニー・デジタルにソフトウェアエンジニアとして入社。世界的に有名なゲーム「GRAN TURISMO」シリーズの制作チーム開発者として活躍中。

Q. どのようなきっかけで3Dコンピュータグラフィック業界に関わるようになったのですか?
A.大学生のとき(1992年)にコンピュータークラブでDoGAという3DCGアニメーションシステムの開発をしていて、それに関わったのが最初のきっかけです。

Q. Mayaをどのように活用されていますか?
A. 現在はGTシリーズの作成のために、主に地形や車、キャラクターのモデリングにMayaを利用しています。私の仕事はMELやAPIを使ってMayaをカスタマイズしワークフローに取り込むことです。

Q. これまでどのようなプロジェクトに取り組まれましたか?
A. 1999年から、ゲーム『GRAN TURISMO』シリーズに深く関わってきました。

Q. 手島さんにとってこの業界が面白くなった要因はなんですか?
A. 高度な技術を使えば使うほど手抜きができることが面白いと思っています。

Q. 5年後の3DCG業界はどのような状況と思われますか?
A. ジオメトリやマテリアルなどのデータの抽象化がどのように進んでいくのかに非常に興味があります。

Q. 3Dコンピュータグラフィックの世界に挑戦したい人にアドバイスをお願いしま
す。

A. Mayaのような深遠なツールを目の前にすると腰が引けてしまうこともあるかもしれませんが、ゲームを解くような感覚で一歩一歩登っていけば必ず頂上が見えてきます。そして何より一番大事なことは、何かわからないことがあったときに、どうやったら実現できるのか、それを調べる力をつけることだと思います。